足湯でほっと一息 茨城・取手の双葉 住民「疲れ取れた」

特設の「足湯サロン」を楽しむ地区の住民=取手市双葉の自治会館

台風2号や梅雨前線の影響で約600棟が浸水した茨城県取手市双葉地区で22日、特設の「足湯サロン」がお目見えし、住民たちがボランティアとの会話を楽しみながらリラックスしたひとときを過ごした。

足湯は、災害支援活動を行うNPO法人「ADRA JAPAN(アドラジャパン)」(東京)が開いた。同NPOは自然災害の被災地などで支援に取り組んでおり、各地の被災地で足湯サービスを提供している。

会場となった同地区の自治会館2階には、足湯専用のおけが用意され、住民たちが次々と来場。利用者たちは椅子に座ると、素足をお湯に浸してほっと一息。足湯の間は、手のマッサージを受けながらスタッフとの会話を楽しんだ。

利用した大久トキ子さん(82)は「足がぽかぽかして疲れもすっきり取れた。話も聞いてくれて、とてもよかった」と笑顔。ボランティアの東晴香さん(30)は「話をゆっくりするなど、リラックスしてもらえるよう心がけた。『ありがとう』と言われてうれしかった」と話した。

足湯は7月2日の午後1~3時にも同所で実施予定。

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