神楽面ずらり

 ◎…趣味の域を超えた出来栄え―。高千穂町押方の甲斐愛光(よしみつ)さん(84)の山小屋には、自ら製作した神楽面や、神々の顔を彫った置き物が展示され、通行人の目を引いている=写真。
 ◎…以前、神楽の舞い手だった甲斐さんは「自分で彫った面で舞いたい」と45年前に製作を開始。生来の手先の器用さを生かして独学で技術を習得し、これまで100体超を手がけた。
 ◎…神社に奉納し神楽で使われているほか、守り神として飲食店などにも配っている。いまだに創作意欲は衰えず「彫り出すと一日があっという間。元気なうちは続ける」と喜色満面。

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