北海道、不妊処置有無を調査検討 グループホームに

北海道庁

 北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」(樋口英俊理事長)が運営するグループホーム(GH)で結婚や同棲を希望する知的障害者が不妊手術や処置を受けていた問題で、道が所管するGHを対象に不妊処置の有無に関する調査を検討していることが23日、道への取材で分かった。

 道によると、調査の方法や時期は未定で、詳細は今後決める方針という。

 道は同法人の問題を受けて2月末~4月末、所管するGH399事業所を対象に実態調査を実施。入居者に結婚や同居をしたいと思ったり、子どもが欲しいと思ったりした経験などを尋ねたが、処置を受けたかどうかなどは聞かず、管理者側にも確認していなかった。

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