同性婚「法律上も家族に」 東京訴訟二審、原告が意見陳述

昨年11月、同性婚を巡る訴訟の一審東京地裁判決後、取材に応じる原告の小川葉子さん(右から2人目)ら=東京地裁前

 同性婚を認めていない民法などの規定は憲法違反だとして同性カップルら7人が国に1人当たり100万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審の第1回口頭弁論が23日、東京高裁で開かれ、原告が意見陳述した。小川葉子さんは「婚姻を自分の人生の選択肢の一つとしたい」と述べ、小野春さんは「法律上も家族になりたい」と訴えた。

 昨年11月の一審東京地裁判決は、同性愛者がパートナーと家族になるための法制度がない現状を「違憲状態」と指摘。一方で、どのような制度にするのかは立法府の裁量に委ねられるとして合憲と結論付け、原告側が控訴していた。

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