1時間に8回踏切で遮断…交通ネック解消へ立体交差道路、6月24日開通 福井の県道清水美山線

JR北陸線との立体交差道路の開通区間
福井県道清水美山線のアンダーパスの完成予想図。写真左が福井市街方面、手前が国道8号側(県提供)

 福井県道清水美山線の福井市大土呂町から半田町の区間(延長417メートル)で整備が進められてきたJR北陸線との立体交差道路が6月24日、開通する。踏切に遮断されず、車や歩行者の円滑な通行が可能になる。

 県道清水美山線は清水地区から市南部の市街地を経て美山地区に至る道路。県道路建設課によると、大土呂町と半田町の間にある北陸線の半田踏切では、朝夕の通学通勤時間帯に1時間当たり8回程度遮断されていたという。前後区間も道幅が5メートルと狭く、交通のネックになっていた。

⇒【完成予想図】県道清水美山線のアンダーパス

 立体交差道路は県が2016年度から工事を実施。従来の道の南側に片側1車線、幅8メートルの新道を整備し、幅3メートルの歩道も設けた。北陸線との交差部分は線路下を通るアンダーパスになり、通行の円滑化、安全性向上を図る。事業費は76億円。

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