「健康長寿のお部屋」いかが 京都のホテル、ファイテンと連携 「丹後の伝統食と先端技術を組み合わせた」

丹後産の野菜や魚介類を使った「健康長寿のお部屋」夕食の一例

 京都府丹後地域の特産品の加工・販売などに取り組む「丹後王国ブルワリー」(京丹後市弥栄町)は、健康用品販売のファイテン(京都市)と連携し、ホテル丹後王国(弥栄町)に「健康長寿のお部屋」(ツイン5室)を設けた。農産物や魚介類の「長寿食」やリラックスを促すとされる宿泊サービスを提供する。

 ホテルは道の駅「丹後王国 食のみやこ」の宿泊施設。ファイテン創業者の平田好宏社長が京丹後市網野町出身の縁もあり、同ブルワリーが「長寿のまち」として知られる地元をアピールしようと、全26室のうち5室を改修した。

 ファイテン独自の技術を用いてチタンなどの金属を壁や床、天井にコーティングする加工を施し、「リラックスを促す効果が期待できる」という。同社の寝具や空気を循環させる機器、フットマッサージ器も備えた。

 朝夕食には、市の冊子「百寿人生のレシピ」を参考に、丹後産のカレイの煮付けやアジの塩焼き、野菜の煮物やサラダなどを提供する。同ブルワリーの中川正樹社長(38)は「丹後の伝統食とファイテンの先端技術を組み合わせたヘルスツーリズムとして、発信したい」と話す。ツイン利用は1万8700円から(1人1泊2食付き、税別)。

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