「北上川五大ダム」なぜつくられた? 岩手県立博物館でテーマ展

北上川流域の五大ダムについて紹介するテーマ展。ダムのジオラマなどを展示している

 盛岡市の県立博物館は、テーマ展「北上川上流五大ダム探検大作戦」を開いている。本県の北上川流域に築かれた四十四田と御所(いずれも盛岡市)、田瀬(花巻市)、湯田(西和賀町)、胆沢(旧石淵、奥州市)の五大ダムを紹介。歴史や仕組み、治水効果などを子どもにも分かりやすく伝えている。

 「どうして五大ダムがつくられたの?」「氾濫(はんらん)や大雨などからみんなを守るためじゃよ」-。キャラクター同士のこんなやり取りから展示が始まる。五大ダムの千分の一模型を見ると、それぞれの形式や大きさの違いが一目瞭然。模型やパネル、設計図や測量機器などを並べ、ダムの特長をまとめた。

 同館、県文化振興事業団、東北地方整備局北上川ダム統合管理事務所主催。8月20日まで。午前9時半から午後4時半。一般330円、学生150円、高校生以下無料。6月26日、7月3、10、18、24日休館。問い合わせは同館(019.661.2831)へ。

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