インテルの元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ(27)の代理人がマンチェスターへと飛んだようだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が報じている。
ここへ来て、マンチェスター・ユナイテッドからの関心が盛んに噂されているオナナ。ユナイテッドには、プレミアリーグでキャリア2度目のゴールデングローブ賞を受賞した元スペイン代表GKダビド・デ・ヘアという守護神がいるが、エリク・テン・ハグ監督が重要視しているビルドアップの面でおぼつかないところもあり、契約満了での退団も囁かれている。
一方のオナナには高い配球能力があり、シュートストップの面でもデ・ヘアに決して見劣りしない。今季はアヤックスからインテルへ移籍して1年目だったが、守護神として公式戦41試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)準優勝やコッパ・イタリア制覇に大きく貢献した。
報道によると、ユナイテッドがインテルに具体的なオファーを提示するかどうかはまだ定かではなく、インテルもユナイテッドがオナナ獲得に本気で乗り出すかどうか様子を見ている段階だが、オナナの代理人はユナイテッドと話をするため、22日にマンチェスターを訪れたという。なお、インテルは5000万ユーロ(約78億4000万円)＋ボーナス以下では放出しないという構えのようだ。
インテルはオナナ退団に備え、すでに後釜候補を複数リストアップしているとも言われている。候補の1人として名前が挙がっていたエンポリのイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオ(26)はトッテナム移籍へと向かっているようだが、今後事態はどのように動いていくのか。
