福島原発の収束作業で発がんと訴え 札幌の元作業員の控訴棄却 札幌高裁

 東京電力福島第1原発事故の収束作業中に被ばくし、三つのがんを併発したとして、札幌市の元作業員の男性(65)が国に労災不認定の取り消しを求めた行政訴訟の控訴審判決が23日、札幌高裁であった。佐久間健吉裁判長は、被ばくと発がんの因果関係を認めなかった一審札幌地裁判決を支持し、男性側の控訴を棄却した。

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