いろは坂カーブ標識をカード化 27日から県が3千枚配布 G7や県誕生150年に合わせ

いろは坂カーブ標識カードの表面

 【日光】奥日光へ通じるいろは坂(国道120号)のカーブ標識をリニューアルしたことを踏まえ、県は「いろは坂カーブ標識カード」を作製し、27日に中宮祠の県日光自然博物館で配布を始める。奥日光で開催される先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合や県誕生150年の節目に合わせ、県や日光の魅力をPRしようと作った。県日光土木事務所の橋本達雄(はしもとたつお)次長は「G7会合で日光への注目が高まる。カードをきっかけに、少しでも日光へ訪れる人が増えれば」と話した。

 全国的にダムやマンホールなどをカード化したインフラカードがコレクターを中心に人気となっている。同事務所によると、カーブ標識をカード化した例は珍しい。

 県は5月、同会合を前にいろは坂のカーブ標識48カ所を新調した。新たな標識は「いろは歌」の平仮名と共に、日光や県にちなんだ48種類のイラストが記されており、それぞれでデザインが異なる。

 今回は第二いろは坂(上り)の第1カーブをカード化。サイズは縦63ミリ、横88ミリで、ダムカードなどと同じ大きさとなっている。

 表面に、いろは坂の写真と県誕生150年を記念したロゴマークをデザイン。裏面には、いろは坂の概要やカーブ標識、地図を記載した。記されているQRコードから、同事務所のホームページにアクセスできる。今後はカードの反響や効果などを踏まえ、第2弾を検討するとしている。

 限定3千枚を配布(無くなり次第終了)。同館閉館日のみ、中禅寺ダム管理所でも配布する。

いろは坂カーブ標識カードの裏面

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