長井のバギーコース、グレードアップ 障害物、ウェーブ、射的の的も

丸太が敷き詰められたオフロードコースを進む4輪バギー=長井市平山

 長井市平山の野川まなび館西隣の特設コースを4輪バギーで走る体験型アクティビティー「いしぶちバギーチャレンジ」が本年度、内容をグレードアップして本格開始した。障害物や勾配のあるエリアを新たに設け、オフロードのスリルを高めた。年齢や性別を問わず親子でも簡単に楽しめるとして利用者から好評といい、実施団体は新たな観光誘客策としてPRする。

 企画し実施しているのは置賜2市3町の地域連携DMO(観光地域づくり法人)やまがたアルカディア観光局。昨年度の試験実施を経て内容を拡充し、5月下旬から本格スタートした。

 コースは置賜野川の石渕渓谷沿いにある。八の字のショートコースでの安全講習に続き、メインのロングコース(約550メートル)を走行できる。新設したのは、間伐材を敷いた丸太エリアと、昨年8月の豪雨災害で発生した残土を生かしたウエーブ。助手席から射的が楽しめるように、コース脇には的も新たに配置した。

 同局の担当職員原田真吾さん(42)は「渓谷の豊かな自然を感じながら、揺れたり跳ねたりして進む迫力を体感してほしい」と話す。

 バギーは2人乗りで、運転は中学生以上、助手席は3歳以上(保護者同伴)。料金は初回講習付きロング1周が1台3千円、ロングのみ2千円。予約制で10月末まで。日程・予約は同観光局ホームページから。

木々の間を縫うように進む4輪バギー=長井市平山

© 株式会社山形新聞社