兵庫県西脇市のアンテナショップ「西脇情報未来館21」(同市西脇)がリニューアルし、観光案内に特化した施設に生まれ変わった。播州ラーメンや播州毛鉤(けばり)などの地場産品を展示し、市外からの旅行者に街の見どころや観光名所を紹介する。
同館は国登録有形文化財の旧来住家住宅に併設され、春までは播州織のワイシャツを販売していた。生地を約千種類から選べるオーダーメードの受注が人気を博したが、職員配置の効率化のため、販売コーナーは近くの播州織工房館内に移設することとなった。
運営するまちづくり団体「西脇TMO」の岸正博室長は「観光客への情報発信に力を入れたい」と話している。新たにオーダーシャツを販売する播州織工房館の横江真琴館長は「播州織の魅力を体感し、シャツを作ってほしい」と売り込みに意欲をのぞかせている。(伊田雄馬)