浴槽からレジオネラ菌 習志野市の高齢者施設、利用を停止 千葉

習志野市役所

 千葉県習志野市は23日、市立の高齢者福祉施設「高齢者福祉センター芙蓉園」の男性用浴槽から基準値を超すレジオネラ属菌が検出されたため、利用を停止したと発表した。菌は肺炎などを引き起こす恐れがある。利用者の健康被害は確認されていない。

 同市によると、2カ月に1度の定期検査で判明した。別の給排水設備を使う女性用浴槽も同時に検査したが問題はなかった。検体を採取した13日以降の利用者47人に報告し、健康観察を求める。

 指定管理者の社会福祉法人は毎日、湯を交換していたといい、原因は特定できていない。今後、浴槽を洗浄し再度水質検査する。

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