統一選議席減、責任を痛感 共産中央委総会で志位氏

共産党の第8回中央委員会総会で報告する志位委員長=24日午前、東京都渋谷区の党本部

 共産党は24日、第8回中央委員会総会を東京都内の党本部で開いた。志位和夫委員長は幹部会報告で、4月の統一地方選での議席減について「大変悔しい結果で、責任を痛感している」と述べた。次期衆院選の比例代表で「650万票、得票率10%以上」を獲得するとした目標の達成に向け、活動強化を呼びかける考えだ。

 統一選では、道府県議ゼロの「空白県」が1から5に拡大し、党内に危機感が高まっている。党首公選制を求めた党員への除名処分に「閉鎖的」などと批判が相次いだことも、支持拡大への不安要素だ。

 中央委は党大会に次ぐ意思決定機関。25日までの2日間の日程で行われ、閉会後に志位氏が記者会見する。

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