ネクスコ東日本関東支社は、ETC車限定で県内エリアの高速道路が乗り放題となる「千葉ぐるっとパス」を7月から販売すると発表した。普通車は4200円、軽自動車(二輪車含む)は3400円の定額料金で乗り降りが自由となる。同社と県が連携し、高速道路の利用を促すとともに観光振興を図るのが狙い。申し込みは同7日午後2時から同社ホームページ「ドラぷら」で受け付ける。パスの利用期間は同22日から。
同社によると、パスは連続する最大2日間利用できる。対象は京葉道路、千葉東金道路、館山自動車道など県内の高速道路8路線(茨城県の一部含む)。東京湾アクアラインや外環道、首都高、県道路公社が管理する有料道路は対象外。
同様のパス販売は北関東や長野県などでも実施しており、特に家族旅行の需要が多く、好評という。
利用後、アンケートに回答すると抽選で「チーバくんぬいぐるみ」をはじめとした県の特典が当たるなど、各種キャンペーンもある。同社広報課は「魅力あふれる千葉の旅をお得に楽しんで」と利用を呼びかけた。
県道路計画課は、夏休みの観光シーズンに合わせたパス発売で、県内を周遊する人の増加を期待する。担当者は「県内の高速道路は整備が進み、多くの地域を訪れることが可能となった。今後のさらなる整備促進に向けた機運の醸成にもつながれば」と話した。