101年前に建てられた駅舎、きれいに 京都・松尾寺駅周辺、舞鶴高専ら草刈り

刈り取った雑草をごみ袋に詰める舞鶴高専の学生(舞鶴市吉坂・JR松尾寺駅)

 JR小浜線松尾寺駅(京都府舞鶴市吉坂)周辺で地域住民や学生による清掃活動が6月17日に行われ、草刈りや駅舎の窓拭きに汗を流した。

 松尾寺駅の旧本屋は1922年に建てられ、国登録有形文化財に指定されている。清掃活動は駅舎を管理するNPO法人「駅舎と共にいつまでも」が毎年2回実施しており、近隣の住民や舞鶴工業高等専門学校(同市白屋)の学生ら約120人が参加した。

 参加者は午前8時半から約1時間半、駅舎周辺の雑草を草刈り機で刈り取ったり、旧本屋の天井のほこりを落としたりした。学生の一部は約2キロ離れた学校から歩いてゴミを拾いながら合流した。

 小浜線沿線の活性化に取り組む「小浜線PRプロジェクト実行委員会」委員長で舞鶴高専2年の名倉時春さん(17)は「101年目を迎える駅舎をきれいに、趣のある形で残していきたい」と話していた。

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