「冷めても甘い」農家ごとに違う味、おにぎり食べ比べ 京都・南丹で米まつり

食べ比べ用のおにぎりを皿に取る来場者(南丹市八木町神吉・旧神吉小)

 農家自らが試食や販売を手がけて地域の米をPRするイベント「かみきち米まつり」がこのほど、京都府南丹市八木町神吉の旧神吉小学校であった。来場者はおにぎりの食べ比べやステージイベントなどを楽しんだ。

 神吉の若手農家でつくる「お米広め隊かみきち」が昨年の春と秋に開催し、今回で3回目。寒暖差が大きい神吉で栽培された米は冷めても甘いのが特長で、4戸の農家がコシヒカリとキヌヒカリで作ったおにぎり計12キロ分を無料で振る舞った。

 来場者は米の甘みや柔らかさなどを気にしながらおにぎりを食べ比べ、気に入った農家の米を購入したり、屋台の総菜と一緒に味わったりしていた。

 京都府京丹後市から訪れた男性(51)は「農家ごとに味の違いが楽しめた。初めて来たが、米が主役のイベントで大勢の人が集まるのはすごい」と話していた。

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