八幡平市にEV部品新工場 プラスチック部品製造のニュートン

 

 八幡平市大更の精密プラスチック部品製造ニュートン(資本金6787万円、田面木哲也社長)は、同市野駄に新工場を建設する。電気自動車(EV)向け部品の需要の高まりに対応して生産能力を増強する。総工費は10億円を見込み、製造機械の開発を担う技術者の雇用を予定。2025年1月の稼働を目指す。

 国内2棟目となる新工場は鉄骨平屋で、本社工場と同規模の延べ床面積4千平方メートル。松尾八幡平インターチェンジ(IC)西側の6.87ヘクタール内に建設する計画で、今年11月の着工を予定する。

 脱炭素の流れを受けて世界的にEVの普及が進む中、EVのモーターなどに組み込む部品の需要が急増。新工場を製品の量産拠点とし、本社工場を自社で生産する製造機械の研究開発拠点と位置づける。年間の売り上げは、現在の約15億円から倍増を目指す。

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