大田原・黒羽城址公園 アジサイあでやかに 見頃迎え「まつり」始まる

黒羽城址公園で見頃を迎えたアジサイ。空堀の斜面などに花がちりばめられたように咲く

 大田原市前田の黒羽城址(じょうし)公園で、約40種、6千株のアジサイが見頃を迎えた。花はあでやかに咲き、来場者から「お花だらけ」と喜びの声も上がった。7月9日まで「芭蕉(ばしょう)の里くろばね紫陽花(あじさい)まつり」が開かれている。

 ◇ほかにもWeb写真館に写真

 市観光協会によると、今年は春が早かったことなどから、開花は例年より1週間程度早い。現在八分咲きほどで、今週中に盛りを迎えそうという。

 城址公園は土塁跡などで起伏があり、アジサイはその土地にちりばめられたよう。大勢の人たちが訪れ、さまざま種類の花をのぞき込むように見たり、写真に収めたりした。

 市内から訪れた園部淳子(そのべじゅんこ)さん(76)は「こんなにたくさん咲いているとは思わなかった。とてもきれいです」と話した。

 まつりでは午後9時までライトアップされるほか、土、日曜はステージイベントなどが催される。関連イベントとして「紫陽花まつり写真コンテスト」も行われる。(問)市観光協会0287.54.1110。

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