男女共同参画社会づくりに向けての全国会議 宇都宮市

 宇都宮市内では24日、男女共同参画について話し合う全国会議が開かれ、栃木県内の中高生がまとめた宣言文が小倉將信男女共同参画・女性活躍担当大臣に手渡されました。

 この全国会議は毎年6月23日から29日までの「男女共同参画週間」にあわせ内閣府が開いているものです。

 今年(2023年)は、日光市で開かれているG7男女共同参画・女性活躍担当大臣会合に合わせて、東京都以外では初めて宇都宮市で行われました。

 冒頭の挨拶で小倉大臣は「世界共通の課題である男女共同参画の実現と女性活躍の推進に着実に取り組んでいることをG7大臣会合でアピールし各国と議論を進めていきたい」と述べました。

 その後、留学経験があるなどG7の国にゆかりがある県内の中高生による「こども未来サミット」で5月にまとめられた男女共同参画社会を実現するための宣言文が小倉大臣に手渡されました。

 また、会議では、東京大学大学院教授でジェンダー平等アドバイザーリー評議会議長の白波瀬佐和子氏による記念講演が行われました。

 白波瀬氏は「ジェンダーの不平等は100年を超えた未完の社会課題と言われ、完全な平等を達成するためには今のままだとさらに130年以上かかる」と指摘し「非難もされるが現状を変えていくという英断が必要」と来場者へ呼びかけました。

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