近年「MIZUNOのユニフォーム」を着た欧州の6チーム

昨季はラツィオ、ボーフムと契約し、23-24シーンからはアウクスブルクも担当する日本の老舗スポーツブランドMizuno(ミズノ(株))。

上記以外にも噂レベルではあるが、さらに幾つかの欧州クラブと契約かと囁かれている。

日本ではJリーグのイメージが強いMizunoだが、かつてはイングランドの下部リーグチームやフィオレンティーナ(イタリア)を担当。昨年あたりから欧州サッカー界への“再参入”を本格化させているようだ。

ここでは、そのMizunoが近年契約した欧州クラブチームとユニフォームをご紹介しよう。

ポルティモネンセ

ポルティモネンセ 2020-21 Mizuno ホーム ユニフォーム

2014年からMizunoと契約するポルティモネンセは、ある意味で欧州のMizunoユニを代表する存在かもしれない。

安西幸輝(現鹿島アントラーズ)が着るこのユニフォームは20-21シーズンのものだが、実は16-17シーズン以降から現在まで、多少の変更を除いてはほぼ同じデザインを使い続けている。

SVホルン

SVホルン 2015-16 Mizuno ホーム ユニフォーム

かつて北海道コンサドーレ札幌や栃木SCでプレーした榊翔太(現VONDS市原)が着ているユニは2015-16シーズンモデル。

資料が少ないため断言はできないが、本田圭佑が経営に携わっていた15-16から18-19シーズンまでMizunoと契約し、その期間は基本的に同じデザインを使っていたと思われる。

チェゼーナ

チェゼーナFC 2020-21 Mizuno ホーム ユニフォーム

長友佑都(現FC東京)が最初にプレーした海外クラブ。当時はACチェゼーナだったが財政悪化でクラブは破産し、現在はチェゼーナFCに名を変えて活動している。

LottoからMizunoへのサプライヤー変更はまさに破産のタイミングで、18-19から21-22シーズンまでパートナーシップを結んでいた。

ボーフム

VfLボーフム 2022-23 Mizuno ホーム ユニフォーム

浅野拓磨の活躍もありブンデス1部残留を決めたボーフムは、22-23シーズンからMizunoとパートナーを組んでいる。

その最初のユニフォームはシンプルながらも美しいと好評。このスタイリッシュ路線は欧州におけるMizunoの新機軸となりそうだ。

チッタデッラ

ASチッタデッラ 2020-21 Mizuno ホーム ユニフォーム

チッタデッラはイタリア北部ヴェネト州のチーム。セリエBを戦った2019-20から21-22の3シーズンでMizunoがサプライヤーを担当した。

Mizunoのキットを着たチームは、19-20と20-21の2シーズンでセリエA昇格プレーオフに進出。20-21プレーオフでは決勝まで進むもヴェネツィアに1-2で敗れている。

ラツィオ

ラツィオ 2022-23 Mizuno ホーム ユニフォーム

近年の欧州では大きな実績のなかったMizunoとラツィオの契約は、ちょっとした衝撃であった。

契約期間は5年間(26-27シーズンまで)。イタリア国内ではそれ以前にセリエB以下の幾つかのクラブのサプライヤーを担当していたが、名門ラツィオとの契約はMizunoの本格的な欧州サッカー界参入の“サイン”と見られている。

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その第1弾となった22-23モデルは、オーソドックスでクラシックなホームと、モダンで革新的なアウェイの両極端なデザインを投入。今年5月に発表したコッパイタリア優勝10周年モデルもそのエレガントなデザインが話題になり、今後に期待を抱かせる。

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