ロシアと国境を接するバルト3国のうちエストニアとラトビアは24日、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる武装反乱を受け、国境警備を強化した。リトアニアのナウセーダ大統領も「予期せぬシナリオに備える必要がある」と警戒感を示した。
ナウセーダ氏は「ロシアの血なまぐさい戦争は、ロシア自身にブーメランを突き付けている」と指摘。反乱は「ウクライナにとって休息を意味するかもしれない」とし、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍の動きが停滞する可能性があるとの見方を示した。
バルト3国は昨年からロシア人の入国を制限しているが、ラトビアは今後、人道的ビザの発給も認めないという。