「ADR」って何の略?【M&A用語クイズ】

企業の合併や買収を意味する「M&A」には、多くの専門的な言葉が使われます。身近になりつつあるとはいっても、この難しい用語がM&Aの理解を阻む一因ともなっています。あなたは用語の意味が分かりますか?

・・・・・・・・・・・・

ADRとは

ADRはAlternative Dispute Resolutionの略で、エーディーアールと読みます。日本語では裁判外紛争解決手続きのことで、裁判を行わずに法的トラブルを解決する方法です。

仲裁、調停、仲介、あっせんなどがあり、裁判と比べると費用や時間を節約することができるため、民事訴訟をはじめ商業紛争や労働問題など、いろんな分野で利用されています。

事業再生ADRは過剰債務に悩む企業の問題を解決するため生まれた制度で、企業が法的整理手続によらずに事業を再生することができます。

公正、中立な第三者が、債権者と債務者との間の調整を行い、早期の事業再生を支援する中で、M&Aに発展するケースもあります。

文:M&A Online編集部

M&A Online

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。

© 株式会社ストライク