猫が飼い主に『隠れて』しがちな行為3選!理由も合わせて解説

1.粗相(トイレ以外での排泄)

猫がトイレ以外の場所で排泄することを「粗相(そそう)」と言います。猫は比較的トイレトレーニングをスムーズに行える動物ですが、中にはたびたび粗相をしてしまう猫もいるのです。

猫が粗相をする理由は、汚れたトイレやストレスなど様々ですが、粗相がクセになってしまう猫もいます。それを意識的に、飼い主さんに隠れて粗相をすることも…。たとえば、人気のない納戸部屋やカーテンの裏など、見えない場所に残された排泄物がそれです。

このように、飼い主さんに隠れて粗相をする猫は、繊細な性格が多いです。周囲の音がうるさくて気が散ったり、落ち着かなかったりとの理由から、人目を避けてしまうのかもしれません。

猫トイレを常にキレイに掃除しておくことはもちろん、設置場所や砂の種類など、トイレ環境を見直してみましょう。

2.侵入(家のパトロール)

ほとんどの猫が家の中で暮らしていますが、それでも縄張り意識は本能的にもっています。だからこそ、自宅内でも猫にとって自分のテリトリーは重要なのです。

実は飼い主さんが気づかないところで、猫は家中をパトロールしています。窓から見える景色もふくめて、定期的に異常がないかをチェックしているのです。

そして、いつもと違う様子の場所は要偵察エリアです。猫の姿が見当たらず、家の中を探すと、洗濯機の中やお風呂の椅子の下、ランドセルの中など、意外なところに潜んでいることがありますよね。これは猫がパトロールをした結果、気になって侵入したのです。

3.飼い主さんの物を隠す

飼い主さんの物をコッソリと隠す猫もいます。飼い主さんのヘアゴムやハンカチ、中には靴下など。猫が口でくわえて持ち運べるサイズに限られますが、クッションやぬいぐるみなどの大きいアイテムを隠すこともありますね。

猫が物を隠す理由は様々ですが、飼い主さんの目の前で隠そうとするのは、遊んでもらいたい気持ちや要求のあらわれです。

逆に、見えないところで隠そうとするのは、同居猫に取られたくない嫉妬心や、飼い主さんのニオイを独占したい気持ちからです。隠された物が急を要するものでなければ、しばらく猫に貸してあげると良いですよ。

まとめ

猫が隠れて何かをした場合は、基本的に叱らないことをおすすめします。猫は叱られると「攻撃されている」「敵」という意識になるだけで、反省はできないからです。

しかも、猫が隠れてする行為は、現行犯で叱るのは至難の業。万が一現行犯で叱ることができたとしても、思うような効果が得られないどころか、飼い主さんが嫌われてしまうこともあります。

もちろん、猫が隠れてする行為にはカワイイものもたくさんあるので、まずは大らかな気持ちで見守ってあげてくださいね。

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