今シーズン、バスケットボールB1でチャンピオンシップに進出した広島ドラゴンフライズ。輝いた選手の1人が、3ポイントシュートが得意なポイントガード・上澤俊喜 でした。“練習好き” な彼のオフシーズンの過ごし方を取材して見えてきたものは…
シーズンオフの朝、広島・廿日市の自宅におじゃましました。
広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜 選手
「近いので、練習場が…」
わざわざ、練習拠点のドラフラベースまで車でわずか15分という近い場所を選んだといいます。
上澤俊喜 選手
「『どんどん成長するな』っていうようなチームと感じたので、一緒に成長したいと思って」
朝食の準備をしながら 上澤俊喜 選手
「富山市(出身地)はちょっとだけ栄えています。きれいです、立山」
― バスケはいつから?
「小学校1年生から。めちゃめちゃとりあえず、なんでもスポーツしたくて、野球・サッカー・バスケを体験できて、バスケのボールハンドリングがきっかけなんですけど、それが、めちゃめちゃ楽しくて、やりました。シュートはもう練習しかないですね。バスケは全部、そうなんですけど。」
「いただきます」
自宅にバスケットゴールを設置してもらい、日が暮れるまで打ち続けていたといいます。
上澤俊喜 選手
「昔はずっと、がむしゃらにやっていました」
ふだんのリラックス方法を聞くと、「YouTubeを見ること」とのこと。特に好きなチャンネルは…
上澤俊喜 選手
「しもふりチューブ。トークだったりとか、クイズを出し合うとか、本当におもしろいです。超リラックスですね。YouTubeで勉強ももちろん、バスケだったり、時事ネタだったり、YouTubeで勉強もできますし。やっぱりリラックスが一番大きいですね」
そして、オフになった今も、週に2~3日はドラフラベースに車で向かいます。
この日は、高校の後輩で3年のときに1年生だった 中村拓人 と合流、一緒に練習します。若手の育成のためにとチームの肝いりで作られたドラフラベースを有効に活用しています。
1人よりは2人の方が濃い練習ができると、この日はみっちり2時間、練習に打ち込みました。
なんと練習終わりに出会ったのは、群馬に移籍する 辻直人 。
アドバイスを求めた結果…
広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜 選手
「わたやへGO(飛ぶ)」~「(着地せず)飛ばんのかーい。はい、ありがとうございます」
もらったのは、メディアへのおもしろい出かたのアドバイスでした。
上澤俊喜 選手
「ドラフラベースで練習が終わった後、たまに食べにくる『田舎茶屋わたや峠店』さんです」
辻直人 選手
「(着地)よいしょ。きょうはですね…」
上澤俊喜 選手
「(笑)おれ、おれ、おれ…」
辻直人 選手
「ごめん。すぐ、おれ、横取りしちゃう」
よく食事をするという2人(上澤選手&中村拓人 選手)。
広島ドラゴンフライズ 中村拓人 選手
「(上澤先輩は)あんまり怒ったところを見たことがないですね。めったに怒らないです」
注文したのは、2人ともネギトロ丼のセット。
それでは、ここで食レポ対決。まずは先輩から…
先攻 上澤俊喜 選手
― 食い過ぎやろ。
「うーん。一気に3口いっちゃうぐらい、おいしいっす」
後攻 中村拓人 選手
「ぼく、もともと、とろろが好きなんですけど、とろろとそばがうまくからみ込んで、そばももちもちしていて、めちゃめちゃおいしいです」
判定は、スタジオにいる 朝山正悟 選手、お願いします。
広島ドラゴンフライズ 朝山正悟 選手
もう、言うまでもないでしょ。完全に中村拓人じゃないですか。
広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜 選手
ぼくもよかったでしょう
青山高治 キャスター
いきなり3口っていうのが、なかなかインパクトありましたね。
中根夕希 キャスター
食べて、しゃべらないという…
坂上俊次 アナウンサー
バスケットが好きになったきっかけは、ハンドリングだと。ハンドリングって?
上澤俊喜 選手
こうやっておなかのまわりとか、脚のまわりを回すだけのハンドリングが楽しくてバスケットを始めました。
坂上アナウンサー
ありがとうございます。もっと派手なことかと思ったんですけど。朝山さん、こういう方もおられるんですね?
朝山正悟 選手
なんていうんですか。すごくコメントしづらいですね。でも、バスケットボールを触りながらいろんなことをやるんですよ。そうやっているうちにおもしろくなって
きてというのはよくあるので。せっかくだったら、もう少し早くとか、いろんなものを見せてほしかった。今度、しっかり怒っておくようにします。
坂上アナウンサー
怒るというと、朝山さんは、「怒る・ほめる」コーチングの研修に行っているらしいですね。
朝山正悟 選手
今、バスケット界はライセンス制度がありまして、そのライセンスを取らないといけないんですけど、今、ぼく、いちおう一番上のS級のところまで取らせてもらって、その研修にずっと行っていたり、そういうのをしていただけです。
坂上アナウンサー
視野が広がって、ますますおもしろいと思うんですが、さあ、来季に向けてです。
来季のチーム方針「強固なディフェンス」
①フィジカルの改善、②リバウンドの改善、③ディフェンス効率性の改善
フィジカル・リバウンド・ディフェンス、いろいろ言われていますが、上澤選手は来季、どんなところを強化して、どうなっていきたいですか?
広島ドラゴンフライズ 上澤俊喜 選手
課題でもあるリバウンドをビッグマンだけに任せるんではなく、出ている5人で身長に関係なく、全員で取りに行くっていうところが課題というか、目標になってくるかなと思っています。
坂上アナウンサー
朝山さんは、年齢のことをあちこちで言われますが、トレーナーに聞くと、38歳のときより今、体が元気らしいです。
広島ドラゴンフライズ 朝山正悟 選手
いや、もう、あのトレーナー、だいじょうぶですかね。いや、ウソです。いつも助けてもらっています。本当に来シーズンもみなさんと一緒に心が熱くなり、本当に興奮してもらえる試合を展開できるようにがんばっていきますので、ぜひ温かいご声援、よろしくお願いします。