約20年ぶり新型機導入 長崎・オリエンタルエアブリッジ 7月に運航開始

県内の離島と本土などを結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC)は24日、7月に運航を開始する新型プロペラ機「ATR42―600」を関係者に公開した=大村市箕島町、長崎空港

 長崎県内の離島と本土などを結ぶオリエンタルエアブリッジ(ORC)は24日、7月に運航を開始する新型プロペラ機「ATR42-600」を関係者に公開した。従来機と比べ座席が増え、低燃費で安全性や快適性が向上したとしている。
 同社によると、約20年ぶりの新型機導入となった。ATR機の座席は左右2列ずつのシートに計48席。従来機(39席)より9席増えた。機内の騒音が軽減し、トイレにはおむつ替え台を設置した。最新のナビゲーションシステムが導入されており、安全性や悪天候時の就航率向上が見込まれるという。機体には海や島、空や鳥をイメージしたデザインが描かれた。
 長崎空港(大村市箕島町)で公開され、地元自治体の関係者らが機体の説明を受けた。ORCの大人形綱邦社長は取材に「乗り心地がよく、騒音や燃費を含めてステージが上がった。安全運航、航路維持へ気持ちも新たにまい進したい」と話した。
 ATR機は7月1日、長崎発五島福江行きを皮切りに運航を開始。今後、2機目の導入を予定している。


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