壱岐市などはこのほど、同市勝本町の壱岐イルカパーク&リゾートで飼育していた雌のバンドウイルカ「みらい」(推定18歳)が死んだと明らかにした。今年2月には雄の「スカイ」も死んでおり、市は「飼育の難しさを痛感。残ったイルカの健康管理に努めたい」としている。現在、雌の2頭を飼育している。
みらいは2020年6月、スカイとともに岡山県の施設から移ってきた。同パークによると、みらいは好奇心旺盛で人と遊ぶことが大好き。日本で唯一じゃんけんができるイルカとしてメディアにも取り上げられた。
5月2日に肝臓が急に悪化し治療を続けていたが、今月14日午前1時ごろ死んだという。詳しい死因は調査中。
同パークは指定管理者「イキパークマネジメント」が運営。本年度で5年目に入っており、市は「健康管理の強化やストレスの少ない体験メニューの充実に取り組んでもらっており、今後も引き続き尽力してほしい」としている。えさを与えたり一緒に泳いだりする従来の体験メニューは継続する。
さようなら「みらい」 長崎・壱岐イルカパークで死ぬ 「じゃんけん」得意なハンドウイルカ
- Published
- 2023/06/22 12:00 (JST)
- Updated
- 2023/06/23 13:18 (JST)
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