木への愛着、ぐんぐん育て 「ニシワガウッドライフフェス」開催

ツリークライミングに挑戦する子どもたち

 「ニシワガウッドライフフェス」(西和賀町主催)は24、25の両日、西和賀町上野々の銀河ホール周辺で開かれている。ツリークライミングやまき割り体験などで、樹木や木工製品に親しんでもらおうと初めて企画した。本県開催の第73回全国植樹祭を経て森林に関心が高まる中、身近な資源の木材や林業の魅力を楽しく紹介している。

 町内面積の約9割を豊かな森林が占める同町。爽やかな風が吹く錦秋湖畔では6歳以上の子どもや大人が小鳥のさえずりに耳を澄ませながら、ツリークライミングに挑戦した。

 参加者は約15メートルのクリの木にかけたロープを器用に使い、高さ10メートルほどまで少しずつ登っていく。初挑戦した高橋琴葉さん(湯田小1年)は「難しかったけれど、ロープに足をかけるのが楽しかった」とにっこり。父宏希さん(31)は「貴重な経験になった。苦労した分だけ景色が美しく見えた」と汗を拭った。

 午前10時~午後4時。入場無料。問い合わせは同課担当者(090.4631.0009)へ。

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