初寄港のドイツ客船、歓迎盛大 宮古市民らセレモニー

大きな窓から海を眺められる船内のレストラン

 ドイツの船会社が運航する客船「ハンセアティック・ネイチャー」(1万5651トン、乗客定員230人)は23日、宮古市に初めて寄港し、市民らが盛大に歓迎した。

 歓迎セレモニーは宮古港藤原埠頭(ふとう)で行われ、山本正徳市長がドイツ語を交えてあいさつ。中居健一岩泉町長らが乗組員に記念品を贈り、地元の女性たちは着物姿で花束を手渡した。

 山本市長ら約10人が船内に招かれ、大きな窓から海を望むレストランやジム、操舵(そうだ)室などを見学。ウルフ・ゾーデマン船長は「船は一つのまちだ」と例え、「クルーズは遠く離れた地を探索し、文化を感じる目的もある。またこの港に戻ってきたい」ともてなしに感謝した。

宮古港寄港を歓迎されるウルフ・ゾーデマン船長(右から3人目)ら

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