ドルトムント、F・エンメチャの獲得に接近か?

[写真:Getty Images]

ドルトムントが、ヴォルフスブルクのドイツ代表MFフェリックス・エンメチャ(22)の獲得に近づいているようだ。ドイツ『WAZ』が報じている。

先日にイングランド代表MFジュード・ベリンガムがレアル・マドリーへ旅立ったドルトムント。現在、クラブはより守備的なメキシコ代表MFエドソン・アルバレスと共に、中盤の穴埋め補強としてエンメチャの獲得に動いている。

ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドのターゲットとも報じられるエンメチャだが、選手自身はドルトムント行きを希望している模様。

先日にエディン・テルジッチ監督は、同選手と直接連絡を取り合い、起用法を含めて獲得への熱意を伝えたようだ。

一方、移籍金に関してはヴォルフスブルクの希望額が3000万ユーロ(約47億1000万円)、ドルトムントの希望額が1500万ユーロ(約23億5000万円)とも報じられているが、その間の金額での合意は十分に可能と見られる。

ただ、移籍金以外ではエンメチャが過去数回にわたってホモフォビア、トランスフォビアに関するSNSの投稿を行ったことが小さくない問題となっている模様。

これを受け、一部のドルトムントサポーターやチームスポンサーがエンメチャの獲得に対して、否定的な反応を示しており、スポーツディレクターのセバスチャン・ケール氏も、そういった懸念について選手本人と話し合いを行ったようだ。

ナイジェリア人とドイツ人の両親の下、ハンブルクで生まれ育ったエンメチャは、実兄であるFWルーカス・エンメチャと共にマンチェスター・シティのアカデミーに在籍。その後、2021年夏にヴォルフスブルクへ加入した。

190cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、高い身体能力を生かしたダイナミックなプレースタイルで、ドリブルでの打開力や攻撃センスによってアタッキングサードで崩し、決定的な仕事に絡める。今シーズンのブンデスリーガでは30試合3ゴール6アシストの数字を残している。

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