関空、飛行ルート見直しへ 発着枠拡大で淡路島上空増

関西3空港懇談会で発言する関西経済連合会の松本正義会長=25日午後、大阪市

 関西、大阪(伊丹)、神戸の3空港の役割を官民で話し合う関西3空港懇談会は25日、大阪市内で会合を開き、淡路島上空を通る経路を増やすなど、関空と神戸発着の飛行ルートの見直しに取り組むことで合意した。海外から多くの来場者が訪れる2025年大阪・関西万博の開幕に向け、関空の発着枠拡大や神戸の国際チャーター便の実現を目指す。

 大阪、和歌山、兵庫の1府2県は、ルート見直しに関する「環境検証委員会(仮称)」を今年8月にも立ち上げ、騒音の影響や住民理解について議論する。24年中に3空港懇で見解の取りまとめを目指す。3空港懇は昨年9月、関空の発着枠拡大や神戸の国際化で合意していた。

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