「一部のファンとは溝ができた」PSGを退団したメッシ、CL敗退が引き金…シーズン中のW杯開催が影響と見解「プランを変えた」

[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)を退団しインテル・マイアミへの移籍を明かしたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、シーズンを振り返った。

PSGでの2年目を迎えたメッシ。本来の輝きを放てなかった1年目とは異なり、今シーズンはリーグ・アンで32試合に出場し16ゴール16アシストを記録。チャンピオンズリーグ(CL)でも7試合で4ゴール4アシストを記録した。

リーグ優勝は果たしたものの、悲願のCL制覇はまたしても叶わず。一方で、メッシはカタール・ワールドカップで悲願の優勝を達成し、充実したシーズンを送った。

クラブとの契約が満了を迎える中、バルセロナへの復帰や、PSGとの契約延長など様々な道がある中、新天地としてアメリカ行きを選択。インテル・マイアミに加入することを発表している。

メッシは『beIN Sports』のインタビューでPSGでの今シーズンを振り返り「全てが順調だった。新しい監督と新しいプレースタイルで、ますますこの街を楽しんでいたんだ」と良いスタートを切ったと語った。

しかし、シーズン中に行われたワールドカップが大きな影響を及ぼすことに。チームにもかなりの影響があったとし、リーグ戦や敗退に終わったCLへの影響があったと語った。

「言い訳にはならないんだけど、ワールドカップが大きく影響した」

「復帰が遅れた選手もいたし、ネイマールのようにケガをした選手もいた。ワールドカップは僕たちのシーズンに大きな影響を与えたし、プランも変えてしまった」

「一般的に言って、リーグ戦とチャンピオンズリーグのレベルは、ワールドカップの影響を受けたと思う。勝っても負けても、みんなそれぞれの理由で変化があり、帰ってきた」

そして、そのCL敗退が大きな変化をもたらすこととなった。メッシに対してはPSGのサポーターからブーイングが飛ぶようになり、チームメイトのブラジル代表FWネイマールは退団を直接要求されるなど、クラブ内に不穏な空気が漂う。

メッシもそのことは感じており、一部のファンとの間に溝ができたと認めつつ、サポートしれくれた人々への感謝を口にした。

「最初は最高だったんだ。多くの激励を受けていたけど、その後、パリの一部のファンから違った扱いを受けるようになった」

「多くの人たちは僕に良くしてくれたけど、一部のファンとは溝ができてしまった」

「僕をサポートしてくれた全ての人々のことを、最初の頃と同じように覚えている。あとはもっと逸話的なものだよ」

ただ、ワールドカップで優勝したことはキャリアにとって全てを示しているとコメント。アルゼンチンのためにも良い勝利だったと振り返った。

「ワールドカップで優勝するという僕にとって最も重要な目標を達成できた。僕は個人の報酬について考えたことはない。常に何よりもグループを優先する」

「この目標を達成できたことで、並外れたキャリアの集大成となったね」

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