イルカの赤ちゃんお披露目 母子仲良し、高松の水族館

母親イルカの「雪」にぴったりとくっついて泳ぐバンドウイルカの赤ちゃん「ナナ」(下)=13日、高松市の新屋島水族館

 高松市の新屋島水族館で4月に生まれたバンドウイルカの赤ちゃん「ナナ」が一般公開され、人気を集めている。母親イルカにぴったりとくっついて水槽を泳ぎ回る姿が愛らしく、水族館の担当者は「多くの人に来てもらって、もっとイルカを知ってもらいたい」と話している。

 新屋島水族館によると、ナナは性別が雌とみられ、体長は約1.5メートルで成獣の半分ほど。飼育していた母親イルカの「雪」が自然妊娠し、4月30日に生まれた。飼育されたバンドウイルカの繁殖は難しく、四国の水族館では初めての成功という。

 水中をゆっくりと泳ぎ回るナナと雪。時折、ナナが水面から顔を出すと、来場者から歓声が上がった。

母親イルカの「雪」にぴったりとくっついて泳ぐバンドウイルカの赤ちゃん「ナナ」(手前)=高松市の新屋島水族館

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