高梨沙羅、小学生とごみ拾い 自然保護を訴える

ごみ拾いをしながら参加者と山道を歩く高梨沙羅(手前左)=24日、山形市

 ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)が24日、ワールドカップ(W杯)も実施される山形市のアリオンテック蔵王シャンツェ周辺の山道を小学生ら約200人と一緒に歩いてごみ拾いをし「自然を守るために、どう行動していくか考えてほしい」と訴えた。

 世界各地を転戦する高梨は「小さい頃は自然の雪で飛べることが当たり前だったが、最近は暖かい地域が多くて人工雪をつくってようやく競技が成り立っている」と温暖化に危機感を感じたという。山道のごみなど身近な問題を知ることで環境について考えてもらうことが狙いで「みんなで勉強し、小さなアクションを積み重ねて大きな結果になれば」と話した。

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