栃木県民の7割超が「天気痛」 全国8番目の水準、民間会社が調査公表

 栃木県民の7割超が、気圧の変化などによる体調不良の「天気痛」持ち-。そんな調査結果を26日までに、民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」(千葉市)が発表した。本県回答者の発症率は72.6%で、徳島県の77.6%や熊本県の75.7%などに続き、全国8番目の水準だった。3年前に比べ11.5ポイント増えた。

 同社によると、天気痛は主に気圧の変化が影響し、梅雨や台風接近時に頭痛やめまいなどの不調を感じる人が多いとされる。

 調査は台風シーズンを前に実施。4月下旬から約10日間に、同社アプリとウェブサイトで計1万9897人から回答を得た。本県在住者は318人が応じた。

 「天気痛を持っているか」との問いに、全国では計約7割が「はい」「持っている気がする」と回答。男女別では女性が85.5%、男性は53.5%だった。症状は頭痛が圧倒的に多く、肩こり・首こり、だるいなどと続いた。

 発症率は日本海側より太平洋側が高かった。関東では8位の本県がトップで、東京都と千葉県が70.6%で14位。全国の最少は富山県の51.7%だった。

 症状がひどい時の対応では、本県は「ひたすら耐える」との回答が31.6%で18番目。「薬に頼る」は63.6%で42番目となり、“我慢強さ”が垣間見えた。緩和対策にかける費用は2037円で9番目だった。

 同社サイトでは全国の「天気痛予報」を公開している。

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