炎鵬が幕下陥落 遠藤、幕内守る 名古屋場所番付

  ●朝乃山・東前頭4枚目、三役照準

 日本相撲協会は26日、大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表し、炎鵬(金沢市出身、金沢学院大OB、宮城野部屋)は2018年9月から28場所守った関取の座から陥落し、西幕下筆頭となった。9場所ぶりに幕内に戻った先場所12勝3敗の元大関朝乃山(富山市出身、高砂部屋)は東前頭14枚目から三役を狙える東前頭4枚目に上げた。

  ●輝は東筆頭十両に 

 石川県出身の幕内力士は遠藤(穴水町出身、金沢学院大附高OB、追手風部屋)1人となった。遠藤は膝の状態悪化で先場所途中休場(0勝7敗8休)し、番付は西前頭2枚目から東前頭16枚目に降下。7勝8敗だった輝(七尾市出身、金沢市西南部中OB、高田川部屋)は5場所ぶりに十両に落ち、東十両筆頭となった。

 炎鵬は西十両3枚目と幕内復帰目前にしながら首を痛め、0勝10敗5休で一気に番付を落とした。頸部(けいぶ)椎間板ヘルニアで全治約3カ月とされ、出場できるかは不透明だ。

  ●大の里十両狙う 東幕下3枚目 

 先場所幕下10枚目格付け出しで6勝1敗だった大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)は東幕下3枚目に番付が上がった。遠藤、逸ノ城、御嶽海と並ぶ所要2場所での新十両を目指す。

 幕下では深井(羽咋市出身、金市工高OB、高砂部屋)が西12枚目、欧勝海(津幡町出身、津幡南中OB、鳴戸部屋)が西16枚目といずれも番付を上げ、負け越した栃登(能登町出身、松波中OB、春日野部屋)は西27枚目となった。

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