「本番楽しみ」 8月27日に大相撲氷見場所

チケットを受け取る来館者=高岡市の富山新聞高岡会館

  ●先行チケット引き渡し 

 富山新聞創刊100年記念として8月27日に開催される大相撲氷見場所の先行予約チケット引き渡しが23日、高岡市の富山新聞高岡会館で始まった。先行予約では初日で予定枚数に達する人気となっており、チケットを手にした購入者は「楽しみ」「ワクワクする」と2カ月後の本番を心待ちにした。

 氷見場所は氷見市ふれあいスポーツセンターを会場に行われる。同市の大相撲巡業は38年ぶりで、富山新聞社、北國新聞社が主催し、同市内の各種団体、企業などで組織する開催実行委員会が主管する。

 高岡会館2階水庭前の特設会場では23日午前10時から引き渡しを開始し、先行予約した相撲ファンが担当者からチケットを受け取った。一番乗りとなった明前実さん(55)=氷見市諏訪野=は、勝敗表を付けるほど相撲好きという両親にプレゼントする。「間近で力士を見てもらうことで親孝行したい。喜んでもらえると思う」と話した。

 いつか両国国技館で相撲観戦したいと思っていたという中村ひさこさん(72)=高岡市常国=は「本場所とは雰囲気は違うだろうが、力士を生で見られる楽しみは格別」と笑顔をみせた。お目当てはもちろん元大関朝乃山関(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)だとし、「幕内に上がり12勝を挙げて調子も良さそう」と期待した。

 家族と祖父母の7人で観戦予定の松田加奈子さん(33)=射水市中村=は大関貴景勝のファン。「力士のぶつかり合う迫力を満喫したい」と語った。

 高岡会館特設会場での引き渡しは28日までで、午前10時~午後6時に受け付ける。29日以降は同会館内の富山新聞社高岡支社での引き渡しとなる。代金引き換え、クレジット決済を希望した先行予約については、順次発送する。

  ●市民枠、一般販売30日必着

 氷見市民枠と一般発売のチケット販売については、往復はがきで受け付けている。市在住者が対象の市民枠はタマリA席(1万4千円)、1階イス席(9千円)、2階イス自由席(4千円)。一般発売は2階イスA席(7千円)、2階イス自由席となっている。希望の席1種のみを2枚まで申し込める。締め切りは30日。

 応募は1人1回限りで多数の場合は抽選となる。抽選の当落通知は7月中旬ごろ発送し、当選者に代金引き換えでチケットを送る。手数料(1100円)は当選者負担となる。

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