自民の石原氏、選挙区不出馬意向 次期衆院選、27日に表明

自民党の石原伸晃元幹事長

 自民党の石原伸晃元幹事長(66)は、次期衆院選の小選挙区に立候補しない意向を固めた。「後進に道を譲りたい」と周囲に話している。政界引退ではなく、2年後の参院選出馬を目指すという。27日に記者会見を開いて表明する。関係者が26日、明らかにした。

 石原氏は国土交通相や経済再生担当相、党政調会長を歴任。自民派閥の石原派(現森山派)も率いた。2021年の衆院選東京8区で立憲民主党の新人に敗北し、比例復活もできなかった。

 故石原慎太郎元東京都知事の長男で、民放記者を経て1990年に衆院初当選し、10期務めた。昨年12月、自民は石原氏を東京8区の公認予定者となる支部長に決定していた。

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