第74回県北軟式優勝野球大会

第74回県北軟式優勝野球大会(津山朝日新聞社主催、津山野球協会主管、内外ゴム、スポーツショップムサシ協賛)の最終日は20日、勝部の津山スポーツセンター野球場で準決勝、決勝の3試合が行われた。決勝は津山消防署が7―0でバッドマンズを下し、2年ぶり15回目の優勝を飾った。
同協会加盟Aクラスから選出した13チームが出場し、準決勝はハマショウとバッドマンズ、津山消防署と津山市役所が戦った。
決勝は、これまで3試合無失点と守備が光る津山消防署と、初の決勝戦に進んで勢いに乗るバッドマンズが対戦。2回に一挙3点を挙げた津山消防署が優位に試合を進め、4回と5回にも加点して突き放し、初の栄冠に挑んだバッドマンズを5回コールドで退けた。
【決 勝】
津山消防署
03031 7
00000 0
バッドマンズ
(5回コールド)
(消)畑、光井、森田―西村圭
(バ)矢内、堀内栄―堀内伸
▽二塁打=出口(消)
◇球審=岡本◇一塁=岸本誉◇二塁=岩田◇三塁=尾原僚
◎…決勝戦は、ここまで3試合全てを無失点で守備力が抜群の津山消防署と、3試合とも全て1点差以内で接戦を勝ち抜き、初の決勝進出を果たし勢いに乗るバッドマンズとの対戦となった。津山消防署は2回、死球で出塁した4番高橋が5番出口の左中間二塁打で生還し1点先取。さらにバッテリーエラーや7番鈴鹿の犠飛で2点と、計3点を奪い主導権を握った。津山消防署は4回にも、6番田中の内野安打を足場に四死球で得た一死満塁の好機に、1番小林尚の適時打などで3点を追加し6点差をつけ、勝利を手繰り寄せた。
一方バッドマンズは、津山消防署の小刻みな投手交代と堅実な守備に打線が沈黙し、終わってみれば無安打、二塁を踏むことができず完敗となった。
今大会は、4試合全て完封の投手陣に無失策の守備陣と津山消防署の守備力が際立った。また、初の決勝進出を果たし、最後まで一丸となり戦う姿勢を貫いたバッドマンズは、クラブチームのお手本と言える素晴らしいチームであった。
津山消防署・吉原史章監督の話 チーム全員で一つになりつかんだ優勝。全試合無失点と、守りを中心にした野球の成果を出せた。来年は連覇を目指せるよう頑張っていきたい。
バッドマンズ・川上大地監督の話 このメンバーでは最後の戦いで、一致団結してつかんだ準優勝。来季は若手が加わるので、初優勝に向けて頑張りたい。
閉会式では、福田邦夫社長が優勝、準優勝チームに優勝旗や盾、記念品などを贈呈し、柿内穂大会長が最優秀選手らを表彰。福田社長が「みなさんの情熱で大会を実現できた。今後も野球という競技が愛され続けることを願っています」とあいさつし、熱戦に幕を閉じた。
【準決勝】
ハマショウ
0000000 0
0000000 0
バッドマンズ
(バッドマンズ抽選勝ち)
(ハ)八木優―岸本
(バ)川上―堀内伸
津山消防署
1100000 2
0000000 0
津山市役所
(消)保田―西村圭、出口
(市)下谷、永松―歴舎
▽二塁打=田中優(消)
【表彰】◇最優秀選手賞=保田正彦(津山消防署)◇優秀選手賞=出口佳裕(津山消防署)下谷朗(バッドマンズ)◇敢闘選手賞=川上大地(バッドマンズ)
写真
2年ぶり15回目の優勝を飾った津山消防署

準優勝のバッドマンズ

熱戦を繰り広げた決勝戦

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