JR東、電源工事の手順書に誤り Suicaなどシステム障害で

24日午前、システム障害が発生した「モバイルSuica」の画面

 JR東日本は26日、スマートフォン用の「モバイルSuica」などで24日に起きたシステム障害について、電源工事の手順書に誤りがあり、当初の計画と異なるブレーカーを切ったことが原因だと明らかにした。チェックを強化するなどして再発防止を図るとしている。

 JR東によると、電源工事の手順書でブレーカーの表記を誤り、作業した社員も気付かないままモバイルスイカなどを管理するシステムサーバーに関わる電源を切った。その直後にシステムのアラートが相次ぎ、機器の故障やデータの不整合が発生した。

 首都圏私鉄などの交通系ICカード「PASMO」でほぼ同じ時間帯に発生した不具合との関連性は不明としている。

© 一般社団法人共同通信社