愛媛県八幡浜市の昭和水産が冷凍した魚や干物を取り扱う自動販売機を導入し、沖合底引き網漁で取れた車エビやノドグロといった魚介類の販売を始めた。宮本英之介社長(50)は「多くの人に味わってもらい、八幡浜の魅力を発信する一助になれば」と話す。
自販機は市内にある同社の直売店で稼働。数年前に急速冷凍装置を導入し、鮮魚のうまみを保ったまま冷凍できるようになった。店が閉まっている時間帯でも観光客や地元住民に手軽に買ってもらおうと、4月に設置した。
ノドグロの刺し身と一夜干しのセット(3600円)や、ニギスの一夜干し(800円)などを販売し、売れた分を週1回程度補充している。