公明選挙区に擁立は不可避 維新吉村氏、大阪で予備選

大阪府庁で記者団の取材に応じる日本維新の会共同代表の吉村洋文知事=26日

 日本維新の会共同代表の吉村洋文大阪府知事は26日、次期衆院選で公明党現職のいる大阪、兵庫の全6小選挙区に候補者を擁立するのは不可避との認識を示した。府庁で記者団に「巨大与党に立ち向かう野党をつくるには、避けては通れない道だ」と述べた。大阪の4選挙区では一般党員による予備選で候補者を決めると明言した。

 維新は25日の常任役員会で、6選挙区全てに候補者を立てると決定、公明との対決姿勢を鮮明にした。吉村氏は維新の看板政策「大阪都構想」への協力と引き換えに候補擁立を見送ってきた対応について「本来は有権者に選択肢を示すのが選挙だ。じくじたる思いだった」と明かした。

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