端午節、香港全域でドラゴンボート

旧暦5月5日の端午節に行われるドラゴンボートレースは新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行によって少なくとも3年間中止されていたが、今年の端午節に当たる6月22日には香港各区でドラゴンボートレースが再開された。23日付香港各紙によると、中でも4年ぶりに開催された赤柱(スタンレー)国際ドラゴンボート・チャンピオンシップは最大の規模を持ち、5000人余りがレースに参加。香港と海外から約170チームが競った。ほかに香港仔(アバディーン)、沙田、大埔、大澳、西貢、屯門でもレースが行われ、祝日ムードを盛り上げた。アバディーンのドラゴンボートレースも激烈で45チームが参加。中高生チームのレースも設置され、南区の中学・高校5校が参加した。ドラゴンボート以外にも夜には西九文化区の故宮博物館の向かいでドローンによるイルミネーションショーが行われた。1000機以上のドローンを使用してビクトリア湾の夜空にハナズオウ、ちまき、屈原などを描き出した。ドローンの移動に合わせて3艘のドラゴンボートが追いかけた。

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