実は超めずらしい!胸に『東芝』のロゴを付けた海外の5チーム

高い技術を誇る世界的な電機メーカーの東芝。

大企業でありながらサッカーのユニフォームで東芝の名を見ることは決して多くない。日本国内だと、現在ではかつての「東芝サッカー部」の後継チームである東芝FCイーグルスが胸に「TOSHIBA」ロゴを付けているくらいだろうか。

ここでは、その東芝のロゴを付けた数少ない海外のチームとそのユニフォームをご紹介しよう。

ワトフォード

ワトフォード 2001-03 Kit@ ホーム ユニフォーム

東芝はワトフォードとディビジョン1(実質2部リーグ)時代にスポンサー契約し、2001-02、02-03の2シーズンでロゴマークを掲出した。

イングランドではこの他に、80年代にノッティンガム・フォレストと契約してTOSHIBAロゴを胸に掲出。また、22-23シーズン後半からはレディングと袖スポンサー契約を結んでいる。

デン・ボス

デン・ボス 2012-13 Macron ホーム ユニフォーム

ルート・ファン・ニステルローイのキャリア出発点であるオランダ南部のクラブ、デン・ボスは2部リーグ時代に東芝と契約。2012-13、13-14の2シーズンでユニの胸にロゴを掲出している。

サントス

サントス 2009 Umbro ホーム ユニフォーム

王様ペレが活躍し、近年ではネイマールという傑作を輩出したブラジルの名門サントスも、2000年代終盤(07-09シーズン)にTOSHIBAのロゴを付けていた。

ただし、いずれも東芝単体の契約ではない。2009シーズンの「STI」は“シュネデール東芝インバー夕”という、東芝とフランス企業シュネデールによる合弁会社だった。

ブラジルだと他には、やはり名門のサンパウロFCが東芝と背中スポンサーで契約していた時期がある。

アジャクシオ

アジャクシオ 2022-23 adidas ホーム ユニフォーム

コルシカ島を本拠地とするフランスのアジャクシオは22-23シーズン、クラブ史上初めてTOSHIBAロゴを付けている。と言ってもこのシーズンは固定の胸スポンサー企業はなく、いくつかの企業ロゴをスポット的に付けていた。

コルシカ島に関連企業があるという東芝とは、恐らくシーズン開幕戦の1試合限定での契約だったと思われる。ちなみにその開幕戦の相手はオナイウ阿道を擁するトゥールーズだった。

杭州緑城

杭州緑城 2016 Nike ホーム ユニフォーム

現在はチーム名が変わり浙江緑城と名乗る中国のクラブ。東芝は2014から17シーズンまで胸にロゴを掲出している。

東芝1年目の2014年は元日本代表監督のフィリップ・トルシエ氏が監督に就任したシーズンでもあり、その前年までは同じく元日本代表監督である岡田武史氏が指揮を執っていた。

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このユニを着た2016シーズンはティム・ケーヒルが在籍。しかしチームは15位で終えて2部へ降格となった。ちなみにケーヒルはシーズン途中で契約を解除し、半年で母国オーストラリアのクラブへ移籍している。

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