最終回直前! 近藤頌利とゆうたろうがドラマ「全ラ飯」公式フォトブックの発売記念会見に登場

関西テレビで放送中(FOD・Huluでは全話配信中)の連続ドラマ「全ラ飯」の公式フォトブック「ドラマ『全ラ飯』公式フォトブック~ここから始まる僕らのレシピ~」が、6月23日に発売された。

フォトブックは、一条颯太役・近藤頌利と三木真尋役・ゆうたろうの撮り下ろし2ショットグラビアに加え、それぞれのソログラビアやキャスト&スタッフのインタビューを3万字を超えるボリュームで掲載。さらに、ドラマに登場する“みづ知さんのレシピノート”や、世界を旅する料理研究家・ヤミー氏のコメント付きで、世界各地の手軽でユニークな料理のレシピも特別に収録。オリジナルドラマならではの、撮影・制作の裏側に迫る1冊に仕上がった。

一条と真尋がどのような結末を迎えるのか注目が集まっている中、フォトブックの発売記念会見に、近藤とゆうたろうが登場。出来上がったフォトブックを手に取った感想から、最終回に向けて、さらには続編の展望まで、ドラマ「全ラ飯」の魅力についてたっぷりと聞いた。

――フォトブックを手に取った感想を教えてください。

近藤 「フォトブックという形になると思っていなかったので、びっくりする気持ちもありつつ、うれしいです」

ゆうたろう 「撮影期間中から『何か作りたいよね』っていう話はプロデューサーさんとしていて、いろいろな写真をお互い撮ったりしていたのですが、まさか1日がかりで撮影をしたり、監督とプロデューサーのインタビューとか盛りだくさんだったので、見た時は懐かしいというか、ほっこりとした気持ちになってうれしかったです」

近藤 「僕はその“作りたいよね”っていう話は知りませんでした(笑)」

――フォトブックの中でのお気に入りのシチュエーションや、印象的なエピソードを教えてください。

近藤 「スワンボートレースをしたのが、いい思い出です。僕らはスワンボートなのですが、カメラマンさんはカヌーに乗って撮影していて、そのカヌーから逃げるみたいなことをして、遊び心を持って撮影に臨めたので楽しかったです」

ゆうたろう 「一番最初の撮影だった(東京)上野公園では、ピクニックがてら一緒にご飯を食べたり、バドミントンをしたりと楽しかったです。僕が頌利くんに膝枕されているのが、彼氏っぽいなと思って、撮影中はどんな顔をしているのかを見られないので、(フォトブックを見て)こんな顔してたんだと、ほほ笑ましかったです」

近藤 「バドミントンは全然続かなかったよね」

ゆうたろう 「だから3カットだけっていうね(笑)」

――お互いの撮影カットでお気に入りの写真はどれですか?

近藤 「(食い気味に)僕、ありますよ! やっぱり歯ブラシの…」

ゆうたろう 「分かる!」

近藤 「特に、ゆうたろうは眼鏡にパジャマに歯ブラシじゃないですか。ものすごくオフ感があって、家の中の感じがして僕はすごくこれが好きです」

ゆうたろう 「僕は、インタビューカットのところにある、2人でお風呂に入っているカットです。お気に入りなんですけど、意外と大きく使われていなくて。予定していなかったのですが、急きょ、入ってみてくださいって言われて撮りました」

近藤 「『パジャマ着たまま入るんですか』って言いながら撮りましたね(笑)」

ゆうたろう 「このカット好きでした。2人ともかわいい」

――現在のお二人にとって「全ラ飯」はどんな作品になっていますか?

近藤 「僕としては、これが初ドラマで初主演だったので、これから先もずっと心に残る作品になったと思っています」

ゆうたろう 「僕は、頌利くんに比べたらドラマをやってきた中での作品になるのですが、とにかく2人の時間が多かったです。こうやって撮影が終わっても現場で会えたりとか、一緒に作った人たちとご飯食べながら『懐かしいね』って話ができるのは、本当に愛があるからこそできる場を設けてもらったのかなと思います。自分の出ているドラマはあまり見ないのですが、今回はTVerでちゃんと見ているので、無意識のうちにこの作品には愛が芽生えているのかなと思います」

近藤 「1話を何回見たのか分からないくらい見ました! 僕としてはうれしかったので、『自分が映像になってる!』って思いました。送られてきた完成品でまず見て、TVerで見て、Huluでも見ました」

ゆうたろう 「リアタイもしてましたもんね、実家で」

近藤 「そうそう。自分が全裸で飯食ってる映像を母親と見ました(笑)。僕は、母親と見るのは嫌だって言ったんですけど、母親から『帰ってきなさい』と連絡があったので(笑)。ちょうど大阪にいたので、『こんな初主演ドラマを一緒に見ることなんて今後ないんだから、帰ってきなさい』と言われて、(実家に)帰ったら寝てました(笑)。起こして見ました」

――11話までの放送で、反響は感じていますか?

近藤 「地元の大阪の仲間とか、学校の先生とか、見てくださっている人が結構多くて、連絡が来ますね。ずっと連絡をとっていなかった友達とかから、『見たよ!』と連絡が来ました。メディアの拡散力はすごいな、と実感しました」

――ゆうたろうさんは、TVerでご覧になっているというお話もありましたが、リアルタイムのSNSの反響はいかがですか?

ゆうたろう 「この作品は、全世界に配信されているので、ブラジルなどでも人気があったりしてます。Instagramを見ていたら、どこかの言語で、どこかの国の人が作品をまとめてくれていたり、(配信がないと)僕たちのことを知るのが難しい人たちが、僕たちのことを知ってくれて、『見てるよ!』という愛をSNSを通じて送ってくれるのは、やっぱりこの作品をやってよかったなと思います。もっともっといろいろなところで広がっていったらいいなと思いながら見てます」

――今後、Season2や映画など、続編をやりたいなという気持ちはありますか?

ゆうたろう 「“THE MOVIE”は、感じません?」

近藤 「俺は裏で、チーフスタッフさんとかとも話していたんですけれど、みんな沖縄行きたいって言っていましたね(笑)」

ゆうたろう 「なんで沖縄(笑)」

近藤 「沖縄に行きたい!って(笑)」

ゆうたろう 「何年後みたいなことなんですかね(笑)。私利私欲じゃん! 本当に仲がよかったんですよね。2カ月くらいでしたけど」

近藤 「決まった場所で撮っていて、演者とスタッフさん、みんなで一緒にご飯を食べていたので、友達というような感じで今でも一緒に遊んでます」

ゆうたろう 「今度、バーベキューに行くらしいです。連れてけって言ってるんですけど」

――ファンの方からしたら、2人が一緒にバーベキューしてたらたまらないですね。

近藤 「まあなんと言いますか、Season2とかあれば…。でもこれ、どう描くのか分からないですけどね」

ゆうたろう 「オリジナルだからこそ、いくらでも描けるというのもあると思います」

近藤 「また僕(一条)が怒られるだろうな、と思うんですけれども(笑)。基本、僕がトラブルの元なので、ちょっと浮ついちゃっているところが出ちゃってね…(笑)」

――続編があるとなると、裸体の維持が大変だと思うのですが、いかがですか?

近藤 「はい、実は今、撮影当時よりもっと大きくなっていまして。当時、『結構、細っ!』ってなっちゃったんですよ。それはそれでよかったんですけれども。今はもうちょっと筋トレ力が上がりまして、今の方がいい体です(笑)」

――またいつか見られることを楽しみにしています。

近藤 「いつでも脱ぎますけどね(笑)」

――最終回に向けて、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

近藤 「ようやく11話で結ばれたというか、ここからハッピーなストーリーがあるのかなと思ったら、ちょっと不穏な終わり方をしたので、でもそれを1話で完結させるので、ちゃんと物語の締めになったような最終回になっていると思います。僕は最後のシーンが結構好きで、爽やかな終わり方をするのでそういうところを見てほしいです」

ゆうたろう 「やっぱりこの作品はグルメもあり、ヒューマンドラマでもあるし、本当に2人の物語なので、“ムズきゅん”な、というところで、悔しいというか、切ないというか、もどかしいというか、毎回そういう感情があります。最終回でどうなっていくか、先にデータをもらっているんですけれど、みんなと同じタイミングで見たいなと思っていて。全話TVerで追いかけているんですけど、こんなシーン撮っていたんだと思う瞬間もあったし、このシーン自分でちょっと変えたなとか、相談したなという場面がたくさん出てくるものを、みんなと同じタイミングで見られるということは、やっぱりうれしいなって思っていたので、12話で“ムズきゅん”の最後がどうなるのか、2人がどうなっていくのか、未来に希望を感じるドラマにもなっているので、そういうメッセージ性も受け取ってほしいです。 架空ですが、2人の暮らしているさまがフォトブックで描かれているので、同時に楽しんでいただけたらなと思います」

近藤 「SNSの声を見ると、一条ってずっと怒られているんですよ。基本的に10話まで。11話でようやく1歩進んで、割と最後の最後で、真尋に会って成長したというのが分かる。役としても成長できて、真尋に会えてよかったんだね、というような一条としての最後になっていると思うので、そういうのも感じてもらえたらなと思います」

【番組情報】

「全ラ飯」
関西テレビ
木曜 深夜0:25~0:55
※TVer、カンテレドーガで最新話を無料配信中。FOD、Huluで最新話まで全話配信中。

ハイスペックなエリート男子の一条颯太(近藤頌利)は、仕事に追われ窮屈な日々を送っていた。ところが亡き祖母が残したレシピノートをきっかけに、三木真尋(ゆうたろう)と出会い、思いも寄らない恋に落ちていく。真尋との料理を通して、颯太が自分に正直な生き方を見つけるまでを描いた、ハダカ×恋×グルメのラブコメディー。

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