【マレーシア】22年国内旅行総支出、感染対策緩和で3.5倍[観光]

マレーシア統計局が26日発表した2022年の国内旅行動向調査によると、旅行先での買い物や飲食、ガソリン代などを含めた総支出額は前年比3.5倍の641億リンギ(約2兆円)だった。新型コロナウイルスの感染対策の規制緩和で旅行者が増加し、大幅に伸びた。

総支出額に占める割合は「買い物」が38.9%で最大。「飲食」が15.2%、「自動車の燃油」が13.8%、「宿泊」が9.3%、「親戚や友人への土産物」が7.6%、「交通」が7.5%、「入場料・チケット」が3.7%、「その他活動」が4.0%だった。

22年の国内旅行者数は、前年比2.6倍の延べ1億7,160万人。通年の旅行回数は2.9倍の2億780万回だった。

旅行の目的は「親戚・友人を訪問」が33.7%でトップ。「買い物」が29.9%、「観光・リラクセーション」が16.4%、「報奨旅行・その他」が8.9%、「医療・治療」が5.0%。

州・地域別の訪問客数は、スランゴール州が最多の2,200万人。首都クアラルンプールが1,690万人、サラワク州が1,550万人、ペラ州が1,460万人、パハン州が1,320万人で続いた。

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