奥日光に夏告げるオレンジ色 戦場ケ原でレンゲツツジ見頃

戦場ケ原を鮮やかなオレンジ色で彩るレンゲツツジ=26日午前11時35分、日光市中宮祠

 栃木県日光市中宮祠の戦場ケ原でレンゲツツジが見頃を迎え、鮮やかなオレンジ色の花が奥日光に夏の訪れを告げている。

 主に日当たりの良い湿地帯に自生し、戦場ケ原では中旬から咲き始めたという。日光自然博物館の山﨑響子(やまざききょうこ)主事(31)は「県内で咲く野生のツツジの中で花が一番大きく、今年は例年よりも花の数が多い。7月初旬までが見頃」と説明する。

 26日午前は男体山を望める好天の下、大きさ5センチほどの花が爽やかな風に揺れていた。千葉県柏市増尾台2丁目、大塚芳光(おおつかよしみつ)さん(69)は「草木の緑の中にあるオレンジの花のアクセントがいいですね。最高の景色です」と笑顔を見せた。

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