タマネギ良質大きめ JAとなみ野出荷開始

出荷作業で選別されるタマネギ=砺波市五郎丸

  ●7000トン見込む

 JAとなみ野は26日、特産タマネギの出荷を開始した。同JAによると、暖冬で病気が懸念されたものの、栽培管理の徹底により、良質で大きめのタマネギが育った。昨年度を650トン上回る7千トンの出荷量を見込む。出荷作業は8月末で行われる。

 砺波、南砺市の約90団体が栽培し、栽培面積は10ヘクタール増の146ヘクタールで、秀品率(商品として出荷できる割合)を高め、10アール当たり単収は0.4トン増の5トンを目指す。昨年度は販売総額は7億1900万円と過去最高だった。今年度は6億5千万円程度とみている。

 砺波市五郎丸のたまねぎ集出荷貯蔵施設で行われた出荷式では、土田英雄組合長が「高品質の『雪たまねぎ』を出荷し、市場の期待に応えたい」とあいさつした。同JAたまねぎ出荷組合の齋藤忠信組合長が品質向上に努めるとし、県砺波農林振興センターの今堀志朗次長があいさつした。

 トラック2台が富山、高岡市場に出発した。県内を中心に関東、中京圏に出荷される。

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