名匠マンゴールド監督が明かす『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』参加のきっかけとは?「自分のヒーローと仕事するのは夢のよう」

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』©2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

スティーヴン・スピルバーグとルーカスフィルムの超豪華制作陣がタッグを組み、ハリソン・フォードが主演を務めたアドベンチャー・シリーズ『インディ・ジョーンズ』。その最新作にして、インディ最後の冒険となる『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が2023年6月30日(金)より全世界同時公開となる。

このたびジェームズ・マンゴールド監督が、インディ・シリーズの監督を務めることになった経緯と本作への想いを語ってくれた。

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ハリソンやスピルバーグからラブコール

ハリソン演じるインディ最後の冒険となる最新作『運命のダイヤル』の監督を務めたジェームズ・マンゴールド。『LOGANローガン』(2017年)ではヒーロー映画として史上初のアカデミー賞脚色賞にノミネートされて一躍注目を浴び、『フォードvsフェラーリ』(2021年)では細部にまでこだわりを宿らせ高い評価を受けた。

マンゴールドは2020年のハリソン主演作『野性の呼び声』でプロデューサーとして面識はあったものの、彼を監督することは夢にも思わなかったよう。『運命のダイヤル』の監督を務めるきっかけについて、「まずはハリソンが(監督をやらないかと)声をかけてくれました。ハリソンの後、キャシー・ケネディやスティーヴン・スピルバーグも僕のところに来てくれました。以前からよく知っている彼らがみんな僕のところへ来てくれたのは、とてつもない光栄でした。自分にとってのヒーローと仕事をするのは、夢のようです」と、豪華な面々がこぞって自身にインディ最新作の監督を依頼してきたことを明かす。

さらに、ハリウッドでも徹底したこだわりを持つことで知られるマンゴールドは、「自分にとってのヒーローから声がかかるのは本当に嬉しいことですが、自分の作るものが成功するとわかっていることも大事です。自分の中から生まれた作品である時、僕はいつも最高の仕事をしてきました。僕は、ただ仕事だからと監督を引き受けたことはありません。僕はいつも自分で脚本を書くか、脚本家にアドバイスをするかをしてきました。僕は誰かが書いた脚本をただそのまま監督するということはしません。自分が個人的に魅力を感じる作品にこそ、参加をしたいと思っています」と高いプロ意識をのぞかせた。

「“時間”についてのストーリーであるべき」

ハリウッドで長らく活躍を続けてきたハリソン最後のインディ最新作について、マンゴールドは「80歳近い主演俳優と映画を作るのであれば、時間についてのストーリーであるべきだと僕は考えました。ただ時間についてではなく、後悔、暗いこと、自分のしてきた選択、してこなかった選択を描こうと思いました」と、いまだ多くが謎に包まれた本作のストーリーの核に触れるようなコメントも。

最新作『運命のダイヤル』では、“人類の歴史を変える力”を持つ究極の秘宝を巡り、考古学者にして冒険家のインディが因縁の宿敵、元ナチスの科学者フォラー(マッツ・ミケルセン)と全世界を股にかけて陸・海・空と全方位で争奪戦を繰り広げる。インディが人生をかけて追い求める“運命のダイヤル”の正体とは? フォラーが目指す理想の世界とは一体何なのか――?

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は2023年6月30日(金)より全世界同時公開

ハリソン・フォード主演『逃亡者』シリーズはCS映画専門チャンネル ムービープラス「逃亡者 イッキ観!」で2023年7月放送

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