スペイン南部で44度の熱波 首都マドリードも猛暑に

26日、スペイン・バルセロナで水を浴びて涼む男性配達員(ロイター=共同)

 【パリ共同】スペインからの報道によると、同国は26日、今夏初の熱波に見舞われ、気象庁はセビリアやコルドバなどが位置する南部の一部地域で最高気温が44度に達した可能性があると明らかにした。熱波は今後数日間続くとみられ、首都マドリードでも42度に達する可能性があるという。

 熱波は近年スペインで頻発しており、政府は26日、猛暑が市民の健康に及ぼす影響などを調査する新たな部署を設立する方針を明らかにした。

 マドリードではこの日、公園の水場で涼む子どもらの姿が見られた。スペインの気象庁によると、6月の熱波は2011年以降、6回記録されているが、それ以前の35年間では5回だけだった。

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